やっぱり、最初に時計を見た時に腰を上げればよかった。
相鉄構内はシャッターが閉っていた。
横浜駅近くのジョナサンにて、どくだみ草を何度も何度も読む。
当時を思い出し、現在の友のことを考える。
いつものメンバーと、並木さん、武下さん。
原稿の無い友の顔も頭に浮かぶ。
それなりに歳を取り、元気な友。体調の心配な友、家族の身体を気にしている友
親の介護をしている友、他界した友。
懐かしさ、暖かさ、寂しさ。
涙と笑いをこらえ、何度も何度も読み返して、夜明けを待つ。
何だ何だ、どこから涌いてくるんだ、この10人、20人の兄ちゃん姉ちゃん達は。
あぁ、そこの姉ちゃん、始発電車の中で、吐くんじゃあねえヨ!
折角、静かな電車の中で、余韻に浸ろうと思っていたのが台無しじゃねえか!